君になる

藤井フミヤ( FUMIYA FUJII ) 君になる歌詞
1.君になる

作詞:有賀啓雄
作曲:有賀啓雄

笑っても歌っても涙がこぼれる時は
すれ違う人の波が何度でも君になる

夢の中キスをして風邪うつした気がして
地下鉄の出口にある落書きが君になる

いつも通る街の色がこんなに違って見えて
車越し微笑んでる広告も君になる

胸の奥 君の名を 君の名を 呼び続けてる

春の日は眩しくてもこころに雨が降る日は
表通り浮かび映るありふれた僕になる

胸の奥 君の名を 君の名を 呼び続けてる

笑っても歌っても涙がこぼれる時は


2.飛行船

作詞:斎藤有太
作曲:斎藤有太

人には言いたくない事 誰にだって一つくらいは有るんだ
母に手を引かれ歩く子供達だって 多分それを知ってるんだ

新しい場所に 向かう人々が歩いてる
花びらが風に揺れる

一人じゃ解決しない事 誰にだって一度くらいは起こるんだ
行ったり来たりしながらまたすれ違って 離れてく事も有るんだ

始業のベルが向かいの校舎から聞こえる
空に浮かぶ飛行船が時間を止めて行く

どんな時も迷わずに君を見てれば良かった
何も変わらないのならば僕が変われば良かった
今年もまたこの道に花が咲いてて良かった
おろかだね僕は いつでも君が居るって思ってた

人が死ぬまでに覚えている事なんて 本当はどれ程有るんだ?
生まれる前から繋がってる事だって 普段は忘れているんだ

むきになる風が花びらを空に舞い上げた
膨らみ過ぎた飛行船が軌道を外れてく

どんな時も迷わずに君を見てれば良かった
何も叶わないのならば信じていれば良かった
今年もまた美しい花が咲いてて良かった
おろかだね僕は それでも君が居るって思ってた

どんな時も迷わずに君を見てれば良かった
何も言いたくないのなら僕が気付けば良かった
今年もまたこの場所に花が咲いてて良かった
おろかだね僕は 勝手に君を強いと思ってた


3.大切な人へ

作詞:藤井フミヤ
作曲:有賀啓雄

大切な あの人へ
この詩を 贈りたい

穏やかな この想い
美しい 調べにして

いつまでも あの日の面影が
いつまでも 心の灯火が 消えないように

大好きな あの人へ
この詩を 伝えたい

どこまでも 春風に散りゆく
どこまでも きらめく儚い 花びらのように

いつまでも あの日の面影が
いつまでも 心の灯火が 消えないように

大切な あの人へ
この詩を 贈りたい


4.鎮守の里

作詞:藤井フミヤ
作曲:藤井フミヤ

天の原より日は降りて 雪解の水に
芽吹く裾野の鈴の音よ 蕾も彩う
ふうわり ふうわり ほころぶ
そらふうわり ふうわり 漂う
幸の舞い込む華の宴 鎮守の里よ

天の原より雲沸きて 光あまねき
蒼き早苗へそそぎゆく 優しき瀬音
きらら きらら まばゆく
そらきらら きらら うつろう
遠く広がる蝉しぐれ 鎮守の里よ

天の原より日が暮れて 茜の空に
穂すすき揺れて 夕月に蜻蛉(あきつ)が遊ぶ
帰ろ 帰ろ どこかで
そら帰ろ 帰ろ 呼んでる
守が手を引きわらべ歌 鎮守の里よ

天の原より寒が来て 木枯らし吹いて
暖を囲んで幸炙りゃ 頬も赤らむ
しんしん しんしん 白く
そらしんしん しんしん 積もる
寝入る長夜の雪明かり 鎮守の里よ